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今回から新たに3名の若者が紋太牛一家の仲間入りをすることになった。
みんな勢いのある男たちで、頼もしい限りだ。
最初仲間を募集していたときは人が集まるのか不安だったが、あれよあれよという間に大所帯になり、稽古場が狭くて困るほどになってしまった。
これも皆我らが主、紋太牛左衛門殿の人徳のなせる業であろう。
魚飛烈斗の連中が負けて悔しがる顔が目に浮かぶようだ。
本番が楽しみで仕方ないわ。
新入りに稽古をつけた後は早速1幕の通し稽古。
修正されて新しくなった台本を使ったのだが、各人物の描写が増え、話の筋は同じなのに物語がぐっと深くなっていたようだ。
今日の稽古は安井まさじ殿も参加。
畑違いのミュージカルであるというのに、演技は上手いわ歌は上手いわで皆を驚かせていた。
プロの芸人というのはこういうものなのか…。
しかしよく見れば安井まさじ殿だけではない。それぞれの演技が光り、面白くなってきてるではないか！
これはうかうかしていると、舞台上で埋もれてしまうことになりかねない…
紋太牛の野郎ども！気合入れて行くぞ！